「ニットキャップ」「ビーニー」あたりが通常の呼び名であろう編みものでツバのない簡易的なニット帽子。しかしその昔は「ウォッチキャップ」と呼ばれていた時代もあった。実際、下げ札にも同じ表記がされているし。
語源はあえて調べてはいないのだが、僕にはあの映画と記憶が結びついている。ロバートデニーロ主演の映画「ディアハンター」。主人公はベトナム戦争から戻ってきて精神を病みながら山にこもり、鹿を狙うハンターとして...というストーリー。「シカを狙う猟師」つまり「ディアハンター」というわけだ。彼が常にかぶっていたのがこんなシンプルな「ウォッチキャップ」だった。
エンジニアードガーメンツの大器さんはきっとこの映画をイメージしながら製作したに違いない。そんな気がする。