《CAPTION》
イマドキ、MADE IN USAとかにこだわっているのもオールドスクールかもしれない。 でも「アメリカ製」だからこそ味わうことができるサムシングってヤツがあるのも また事実。現存するカットソーブランドの中でも、数少ないアメリカ製を守り続けているのがこのCAMBER(キャンバー)だ。
ちなみに同じアメリカ製でも「ロサンゼルスアパレル」(通称ロスアパ)とは対極なのがまた面白い。こっち、つまりキャンバーはいろんな意味で重い。スウェットは12ozのクロスニットと呼ばれる自社開発の生地。Tシャツは洗濯したらなかなか乾かなそうな8oz。またそれ以外のパーツもアメリカ製にこだわっている。
それをどうアップデイトさせて着こなすかが、面白くも難しいところなのだ。
《DETAIL》
キャンバーのアイテムはすべて無地だ。そんなの常識だ。でも販売する時には、 サイズ表記用の紙のステッカーが付いているのはご存知だろうか。
そのステッカーはボディの中心近くのやや左側という、微妙なポジションに貼られている。それはアメリカの量販店では畳まれて売られているので、 畳んだ時に分かりやすいようになっている、というわけだ。
パッと見、そのアンバランスな面白さに惹かれた僕(小沢)は、「このままプリントしたらカワイイのでは!?」と思い、これらの製品をMASH UPしたのだ。
本来なら一番最初に剥がされるべき紙のステッカーが、そのままプリントとして残っている。そんなアイテム上のバグが面白いんじゃない?
《MATERIAL》
コットン75%/ポリエステル25%
《BRAND》
アメリカ・ペンシルバニア州の老舗スポーツウエアメーカー「CAMBER/キャンバー」。1948年に生地工場としてスタートしたファクトリーで、学生スポーツチームや、体育協会等からのボディ受注を請け負っていました。そのノウハウを活かし、1992年にCAMBERとしてのオリジナルレーベルを始めました。米国自社工場での生産に頑なに拘った、重厚なニットウエアがラインナップ。6.5オンスサーマルがライニングされた12.5オンスのスウェット、8オンスの極厚Tシャツ等、ヘビーデューティーな商品展開で、長年に渡りアメカジフリークを魅了し続けています。